当時私はパチンコが好きで休みはよくパチンコをした。店内を一回りすると必ず数人の御客がいる。声をかける。「出ますか」御客が不思議な顔をして私を見る。しばらくして私と気付く。「ああ、兄ちゃんか、今度頭刈に行くよ」私「有難うございます」これを毎週やった。いつのまにか店の大先輩よりも私のファンが遙かに多くなった。 続きを読む
「突然二代目編」カテゴリーアーカイブ
第22話 応援
こんなことを書いても信じてもらえないと思うが本当なのである。当時私は半年間の御客のデータを全て記憶していた。誰が、何時、5台ある中のどの椅子で調髪したか、御客の注文は、クレームは、全て記憶していた。私が次回担当した時必ず御客に満足してもらうようにするためである。 続きを読む
第21話 時間が無い
当時店には父の弟子が4人いた。皆ベテランで何時独立しても可笑しくない人達であった。私はこの人達が店を辞める前に一人前にならなくてはならなかった。 続きを読む
第20話 思惑外れ
私が18歳の時、父は60歳、母は57歳である。父はもう老齢であるから何時までも理容業を続けることは出来ない。 続きを読む